namineギター

D-280
HUD編集2
(応用編)

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Namine Guitar「D-280」のHUD作成の流れ

前回の講座では、
Namine Guitar「D-280」のHUD(Head-Up Display)を簡単に編集する方法をご説明しました。
第2弾のこの講座では、更に自由に編集するための方法を解説いたします。

自作のHUDキットを使って、オリジナルのHUD作成をしてみましょう。


まず、HUDの仕組みについてもう少し知っておきましょう。
このNamine GuitarのHUDは、半透明な板(Base)、音やコードなのどボタンなど、様々な部品でできていますが、それぞれの部品をセカンドライフ内ではプリムと呼ばれていて、それらをひとつのアイテムとしてまとめる(リンクする)作業をしたものなのです。ただ単にデザインのためのプリム(ロゴマークなど)もあれば、ギターの音を出させるプリム(音やコードのボタン)もあり、後者にはスクリプトと呼ばれるプログラムが組み込まれています。このスクリプトにギターの音を出させる仕組みなどが組み込まれているのです。
また、各プリムの表面にはテクスチャと呼ばれる画像データが貼り付けられていて、このHUDでは音やコードの名前だったりします。

こんな構造をしていて、これらが<リンク>という操作によってひとつのアイテムにまとめられているのです。
さて、これらを一旦バラバラにしてリンクを解除し、それぞれのボタンを複製したり削除したりして、
オリジナルのHUDを作っていくことができるのです。

ただ、この方法は標準HUDを作り変える方法です。
これでも十分オリジナルなHUDを作ることができますが、
この講座では、白紙のHUD(Base)に新規にいろんなボタンを貼り付けていくという方法をご紹介します。
(上の作成方法を説明したのは、セカンドライフのアイテムやHUDの仕組み・構造 をご理解いただくためでした。)

オリジナルHUD作成開始!

【手順0】

まずは、自由にアイテムをその場に置ける(REZできる)場所(サンドボックスなど)へ行きましょう。
これから作成作業をする、作業場に移動するというわけです。

ここで注意点があります。
Namine GuitarのHUD作成には、その土地にかなりの負荷をかけることが予想されます。
セカンドライフでは、土地に置けるオブジェクトの数が土地ごとに決まっていて、
共同スペースの場合、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
標準HUDでさえ、100プリムを超えていますので、作業場を選んで作業に入る際はご注意ください。

そこにHUD Kit内のBaseをREZします。
インベントリの中の
[Namine guitar HUD kit for D-280 BOX]というフォルダの中の
[Namine guitar HUD base for D-280]というアイテムがあると思います。

これを、サンドボックス内の地面にドラッグしてREZします。
ほとんど空っぽのHUD(Base)が地面に置かれた状態になったかと思います。

この白紙のHUDに、新規にいろんな音やコードのボタンを貼り付けていくわけです。
(今後様々な編集をすることになるので、この時点で編集画面を出しておきましょう。)
貼り付けるボタンをどこから持ってくるのか、ということですが、2種類の方法があります。

  1. インベントリの中からドラッグする
  2. 標準HUDからコピーする

1の方法ですが、Baseが入っていた[Namine guitar HUD kit for D-280 BOX]というフォルダの中に[A]や[fa#]などと名前のついたアイテムが同梱されていて、それらがHUDのボタンになりますので、それをBaseドラッグしていくとHUDの中身ができてきます。

2の方法は、最初から標準で使っているHUDもBaseのすぐ隣にREZして、標準HUDに使われているボタンをコピーするわけです。具体的な方法はこれから説明していきますが、コピーをするためには標準HUDのリンクを解除し、それぞれのボタンが独立してから、Shiftキーを押しながらドラッグすることでコピーできます。


【手順1-A】
次の画像のように、インベントリの中の[Namine guitar HUD kit for D-280 BOX]フォルダ内にある様々なボタンから必要なものを選びBaseにドラッグしてください。

なお、中身のアイテムのファイル名についてですが、
[Do][Do1][Do2]などとなっていた場合、これは音域の違いを示しますので、
数字がない[Do]は低いド、数字がついたらその大きさに従って高音域のドになります。
その他、コードについてはそのままコードネームでファイル名が設定されています。
2音のボタンについては、2つの音の音名が英語名で示してあります。

【手順1-B】
次の画像のように、空のBase HUDの隣に標準のHUDをREZします。

標準のHUDを選択した状態で、編集画面の中の<リンクを外す>をクリックして、
各パーツをすべてバラバラにしてしまいましょう。
そうすると次の画像のように、すべてのパーツがバラバラにされていて、かつ各パーツが選択されているので、黄色に輝いた状態になります。

このあとは、HUDとは無関係の場所を一回クリックすると、各プリムを選択している状態が解除されるので、
黄色の輝きはなくなります。
ここからは、標準HUDの各パーツ(プリム)を自由に選択・移動・複製・削除ができる状態です。
例えば次の画像のように、左に置いた標準HUDからドの音を右の作成中HUDにShiftキーを使ったドラッグすると、ドの音をコピーして右側に配置することができるわけです。

(ドラッグしているときは編集画面は消えています)
あとは自由に作っていくだけですね!

【手順2】
ここでは、作ったHUDをまとめる作業に入ります。
この段階では、まだボタンをBaseの上に配置しただけで、ただ各パーツ(プリム)がバラバラなのです。
各パーツ(プリム)をひとつにまとめる作業、つまり「リンク」をして、ひとつのアイテムとしてまとめる必要があります。
まず念のために、HUD以外のところをクリックして、何も選択していない状態にしましょう。
次に、カメラを調節して画像のような角度でアイテムを見て、
左側に見える赤いパーツ「ルート・プリム」以外を選択します。
選択方法は、広い範囲にわたってドラッグし、黄色い四角い枠で囲います。(画像参照)

そして、最後にShiftキーを押しながら左側に見える赤いパーツ「ルート・プリム」を選択します。
この状態で、編集画面の<リンク>をクリックすると、リンク作業は完了です。
次の画像のように、ルートプリムは黄色く、その他の部分は青く光っています。
順序として、最後にルートプリムを選択した状態にしてからリンク
をしないと、正常に装着して作動できないことがあるので、この点を要注意です。

また、ルートプリムを選択する前に、
本当にルートプリム以外のすべてのパーツ(プリム)を選択できているかを確認しておくといいでしょう。
複数のプリムを選択した状態で移動モードにして少し動かしてみると、選択したものすべてが同時に同方向に動くはずです。もし動かずに取り残されたプリムがあれば、そのプリムだけ選択し忘れていることになるので、Shiftキーを押しながら選択してあげてください。


あとは、編集画面の中にファイル名や説明、コピーやプレゼントの可・不可を選べる項目があるので、
お好みで設定してください。


以上でHUD作成方法の説明は終わりになります。
セカンドライフの経験が浅い筆者からの目線で書いていますので、
ベテランの方には少しくどい説明になてしまったかもしれません。
また、不明な点などあれば掲示板に自由に書き込んでいただければお返事いたします。
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