namineギター

音楽講座

第3回講座
「コードに合わせて作曲」

ライブラリ

 

超基本の3つのコード!

前回の講座では、
ハ長調の音階(C Major Scale)を自由に使って作曲をするという実験をしました。
でも、どんな風に音を選べばいいか難しかったですよね。
それはつまり、実際に私たちが楽しんでいる素晴らしい曲は、ただ音をランダムに並べていくだけではなく、
他にも手がかりとなるものを使って作曲しているということです。
もちろん、音階の音を使うというのも手がかりの1つでした。
そして、次の手がかりは、

「コード(Chord):和音」 です。

これは、複数の違う音が同時に鳴っている音のことです。
電線とか暗号のコードとは違いますよ?(笑)
私たちの身の回りのほとんどの音楽は、「メロディー(Melody):旋律」だけじゃなく、
音楽がカラフルに飾ってくれるコードがあるのです。

例えば歌では、ボーカルの他に伴奏をする楽器がありますよね。
まさにギターがその一例ですが、
伴奏をする楽器が演奏しているのは、まさにこの「コード」です。
Namine Guitarにもコードのボタンがあって演奏できますよね!

そう、コードとは、伴奏そのものなのです!
そのコードにメロディーを合わせていけば、自然な音楽になるというわけです。

今回の講座では、そんなコードの中でも、最も代表的な3つのコードをご紹介します。
これらがわかると、更に整った曲が作れるようになりますよー!


楽譜の上に書いてあるアルファベット、これが「コードネーム」、つまり和音につけられた名前です。
楽譜の下に書いてあるのは、どんな音の組み合わせでできているコードなのか、つまり和音の構成音です。
イタリア語と英語の2種類で書いておきましたが、皆さん、楽譜をスラスラ読めるようにしましょうね!
それと、コードネームも含め、ポピュラー音楽では英語が多く使われますので、
本講座でも英語表記で書いていくことが多くなると思います。

コードを手がかりに作曲をしてみよう!

前回の講座で4小節の作曲をしてみましたが、この4小節にコードを設定して次のようなテンプレートを作ってみましょう。

これは、極めてシンプルな進行パターンの1つです。
こうしてコードがあれば、作曲をするときの道しるべになるのです。
例えば、1小節目にはCのコードが設定されていますが、
Cのコードが演奏されているところでは、
【Do、Mi、Sol】の3つの音をメロディーにたくさん使う
と、
コードとメロディーが合ってる感じがするというわけです!
FやGのコードのところも同じように、
それぞれ【Fa、La、Do】【Sol、Si、Re】の音がたくさん使われたメロディーにしてあげれば、
コードとメロディーが自然と合う感じになります。


では、コードに合わせてメロディーを作った例を3つほど掲載してみます。
Namine Guitarを持った人と二人組になって、メロディーとコードをそれぞれひとりずつが担当して、
是非実際に音を出してみてくださいね!(Finale Notepadで入力して音を出してもOK!)

3-4小節目のところには、コードに含まれている音を使っていないのがわかりますか?
3小節目では【Re】を使っていないし、4小節目では【Sol】を使っていません。コードにある音なのに。
でもいいのです。必ずしもコードの音を1回は使わなくてはならない、ということではないのです。



この曲では、3小節目に低い音【Si】がありますよね!
大丈夫です。
音楽では、【Si】と言っても、高い【Si】も低い【Si】もありますからね。
Gのコードが設定されているところでは、【Sol、Si、Re】が合うわけですが、それは高い音でも低い音でも合うわけです。



さて、この曲ではコード以外の音が書かれていますよね。例えばCのコードのところで【Re】が使われています。
実はこれも問題ありません。
確かにコードの音がメロディーに使われていれば合いますが、
もう少し踏み込んで言えば、

メロディーに、コードの音がより多く含まれていればいるほど合う

となります。
1小節目は、4つの音符の中で1つだけがコード以外の音、残りの3つはコードの音ですから、
Cのコードらしさが残るわけです。
ただし、もし1小節目のメロディーに【Sol、Si、Re】の3つの音を多く使ってしまうと、
Gのコードの雰囲気が強くなってしまい、伴奏のCとは合わなくなってしまうというわけです。


さて、今回の講座はここまでです。
次回は、これまでの内容を補強するようなものにしていこうと思っています。
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